aespaとは?
aespaはSMエンターテインメントより、Red Velvet以来6年ぶりの新人ガールズグループとして、2020年11月17日にシングル「Black Mamba」でデビューしました。
メンバーは、韓国人2名、日本人1名、中国人1名の4人です。
グループ名「aespa」は、「Avatar X Experience」を表現した「æ」と「両面」を意味する「aspect」を掛け合わせた造語で、「自分のもう一人の自我であるアバターに出会い、新しい世界を経験する」という意味から名づけられました。
aespaは近未来を想像させるMVに加えてまさにアバターのようなビジュアルで注目されています。
aespaのコンセプトって?
aespaのコンセプトは「自分の理想を具現化したアバターae(アイ)に出会い、SYNKという繋がりを通じて新しい世界を冒険する」というようなニュアンスのようです。
「SMCU」という、SMエンターテインメント所属アイドルが全員共通の世界観を持っているので、他グループとの繋がりを楽しめるのも魅力です♪
知っておきたい言葉の意味!
RealWorld
aespaがいる世界のこと。
ae
自分の理想を具現化したもう一人の自分(アバター)。
flat
アバターaeがいる世界のこと。
naevies
flatのゲートを管理している者。aeであり、過去に犯した罪のせいでflatから出ることができない。
SYNK
aespaとaeが繋がること。
お互いの感情を共有すればするほどレベルが上がり、そのレベル(SYNK Level)が最高潮まで達するとaeがRealWorldに来ることができる(REKALLという)。
KWANGYA
簡単には行けない世界。Flarの先にある無限の領域。第一の目標地点だが、最終目標はここではなく「KOSMO」と言われている。
物語の流れは?
Black Mamba
aeとaespaが交流できなくなってしまった。
↓
Next Level
aespaがKWANGYAに向かうことに。
↓
Savage
KWANGYAに到着し、Black Mambaと対決する。
↓
Girls
Black Mambaを倒す。
↓
Spicy
敵を倒し終わり、RealWorldに戻ってきた様子。
↓
Drama
自分たちが作り出した世界観に没頭している様子。
↓
Supernova
ラスボスに近づいていくまでの過程。
↓
Armageddon
ラスボスの登場。
↓
Whiplash
自分たちが作り出したドラマと、現実世界との違いがあいまいになってしまった。
楽曲ごとに詳しく解説!
Black Mamba
aeとaespaが交流できなくなってしまった状態(=SYNK OUT)を描写している曲です。
このコンセプトは、aespaのいる世界「RealWorld」と、もう1人の存在であるアバター「ae」が住む「flat」という二つの世界に分かれています。
aeはRealWorldには存在していませんが、交流することは可能となっています。
ある日、SYNK(交流)が途絶えたことで、aeが行方不明になってしまいます。
flatに取り残されたaeを誘拐したのは誰なのでしょうか・・・?
Next Level
aeが行方不明となってしまい、RealWorldは混乱に陥ってしまいました。
aespaはflatのゲートを管理している「naevis」を利用してaeと連絡を取ることができます。
naevisによると、aeを誘拐した犯人は、RaalWorldに住むaespaが簡単に行けない場所「KWANGYA」にいるとのこと。
そこでaespaはKWANGYAへ向かうことを決心します。
KWANGYAに入ったときには守らなければならないルールが2つあります。
①KWANGYAの物を欲しがらない ②絶対に後ろを振り向かない
Savage
aeを誘拐した犯人は「BlackMamba」でした。
BlackMambaは毒ヘビで、人間の欲望を餌にしてKWANGYAに住みついていました。
空腹になり、人間の欲望が欲しくなったBlackMambaは、ネット上のマイナスの欲望を使って、aespaに幻覚を見せてきます。
幻覚から覚めるために、aespaが欲望を出すことを望んでいたのです。
ウィンターには悪意のあるデマを流し、ジゼルにはジゼルに成りすました幻覚を見せ、ニンニンにはアンチコメントを送り、カリナにはプレッシャーをかけました。
aespaはこれらの幻覚に苦しみます。
その中で、カリナはaeを消すかどうか迷い始めます。
aeは自分の理想を具現化した存在であるため、aeを消すことでプレッシャーから解放されると思ったからです。
ですがここでKWANGYAのルールである「絶対に後ろを振り向かないこと」を思い出します。
Girls
ついにBlackMambaとの決戦を迎えます。
Savageと同じアルバムに収録されている「aenergy」では、メンバーがこのコンセプトの中でどのような役割なのかを説明してくれています。
しかしaespaの力を合わせても、BlackMambaは倒せそうにありませんでした。
このピンチに駆けつけたのがnaevisです。
実はnaevisには、「悪の種」を助けた罪で記憶を消されたという暗い過去があります。
記憶を消された上に、flatに囚われることとなり、ゲートの管理をしていたのです。
そんな過去があるnaevisと協力して、BlackMambaを追い詰めます。
弱点である目をウィンターが撃ちぬいて、無事勝利します。
平穏な生活が戻ってきたため、aespaはRealWorldへ戻りましたが、実は最後にウィンターが後ろを振り返ってしまっていたのです。
取り返しのつかないことをしてしまったようで、闇に包まれる演出でMVは終わります。
Spicy
討伐が終わってRealWorldに帰ってきた様子を表現した楽曲です。
世界中で異常現象が起きている状況でも、空飛ぶ車で登校するメンバー。
危機感を感じていない様子から、aespaは異常現象の原因を知っているのではと思います。
なので恐怖よりも楽しむ気持ちが上回っている様子を感じました。
また、メンバーたちはずっと同じ日を過ごしているのではと考えます。
ロッカーから鍵を出し入れする場面がありますが、ずっと月曜日の鍵なのです。
そして、teaserではメンバーたちが写っているニュースや、校内新聞が見えます。
新聞には、「またあいつらがやらかした」というニュアンスの記述があります。
これはaespaが異常現象を引き起こしたので、指名手配のように掲載されているのではと思います。
異常現象について質問されているシーンもありますが、知っているのにあえて発言していないのではと推察されます。
Drama
自分たちが作り出した世界(ドラマ)に没頭してしまう様子が描写されています。
映像の中で、何かと戦っている様子が分かりますが、相手は空想の中の自分ではないでしょうか。
討伐が終わってRealWorldに戻って来たのはいいけれど、行方不明のaeは帰ってきていなかったために、自我を忘れてしまったのだと思います。
そんな中、ニンニンだけは幻覚から目が覚めて、ドラマの中に入り込んでいる他のメンバーを助けようとします(おそらく、ドラマの中は白黒描写で現実は色付き描写なのでは?)。
ウィンターは救助できましたが、他のメンバーは救助できなかったと思われます(曲の終わりのポーズがニンニン&ウィンター/カリナ&ジゼルになっていることから)。
Supernova
Supernovaは日本語で「超新星爆発」であり、重たい星が最期を迎える時に起こる爆発で、自らの重さ(重力)に耐えられなくなって起こる爆発現象だそうです。
「最期」とあるので、星が死ぬときの現象となります。歌詞にも「Bling the light of "dying star(死んだ星)"」とあります。
この死んだ星は誰を表現しているのか考えてみたのですが、動画の中で怪我をしているのはジゼルだったのでジゼルのことを示しているのではと思います。
どことなく表情も暗く、死期が近いことを悟って時間操作をした可能性もあります。
星が最期を迎えた(超新星爆発)ら、新しい星の材料となるようです。
「悪夢はまた色濃く滲んでいく」という歌詞がありますが、これはラスボスを暗示していると思います。
また、「何かを隠そうとしている」という歌詞は、ウィンターがカリナの口をふさぐシーンから「カリナを隠したいのでは」という考察ができます。
カップリングの「Long Chat」のMVでは、ポップコーン=星という記述があります。
破裂した星がポップコーンという比喩で例えられているように感じます。
ポップコーンを土に埋めると芽が出ることに気づいたaespaは、栽培を始めます。
たくさん育ったポップコーンは、やがて大きなトウモロコシ(新しい星の比喩)になるのです。
Armageddon
Armageddonという言葉は、Wikipediaによると「世界の終末的な善と悪の戦争や世界の破滅そのもの」だそうです。
先述のsupernova(超新星爆発)も世界の破滅とも言えると思います。
ついにラスボスとの戦いが始まるのでは・・・?
naevisの「Done」では、Armageddonのポスターが映っていました。
Whiplash
Whiplashとは、「むち打ち」という意味です。
DramaのMVで交通事故に遭う場面があったので、それを演技で再現し、撮影している様子ではないかと考えました。
実際に、振付では首を抑えているようなものになっています。
Dramaで没頭していた自分たちが作り出した世界観(実際に起きた事故)と、現実世界(演技で再現した事故)との区別が付かなくなってしまった様子が描かれていると思います。
MV中、メンバーたちは目を合わせません。
また、サングラスをかけている描写もあったため、「現実との区別」が見えなくなっていると思います。
黒幕は誰?
ニンニン説
ニンニンが怪しいという説が濃厚だと考えています。
黒幕ではなくても、物語の重要な役割を担っているような気がします。
理由は以下のとおりです。
①4人の中で唯一KWANGYAのルールを知っているということ
②メンバーそれぞれのSYNK OUTした状態が動画で描かれていますが、ニンニンの描写だけが無いこと。
③SYNK OUTになったのは、ニンニンのハッキング能力が原因である可能性があること。
ハッキングの描写がありますが、完了後にヘビのマークが出現します。
④動画内に蝶が多く出てくること(ニンニンのモチーフは蝶)。
予言する子(?)説
KWANGYAからさらに進んだ先にある「KOSMO」には予言する子がいたという説があります。
Girlsの歌詞に「残された火種」という歌詞があるのですが、Black Mambaを倒してもなお残っている悪い存在という意味を暗示しているのではと思います。
これが予言する子のことで、黒幕なのではと考えています。
Black Mambaはあくまで予言する子に指示されているだけで、本当のボスは予言する子なのでは・・・。
まとめ
2024年9月中に「naevis」がカムバックするとの噂があります。
そこで新たな事実が明らかになるのでしょうか・・・今から楽しみですね♪
2024/9/13追記
naevisデビュー曲「Done」についての考察記事を書いてみました!