第〇世代って何?
KPOP界では、どんどん新しいグループが誕生しています。
2024年にデビューしているグループは「第5世代」と呼ばれ、その中には数々の実力者グループがいます。
では、第1世代や第2世代・・・などは具体的にどのように区別しているのでしょうか。
各世代の特徴や人気グループなどを解説していきます。
懐かしいグループに出会えたり、新しい発見があるかも♪
第1世代
第1世代は1996年~2004年くらいを指します。
この時代は「アイドル」という文化はあまり浸透しておらず、バンドやソロアーティストが人気でした。
そんな時代に、アイドルの先駆けであるボーイズグループ「H.O.T」がデビューします。
爆発的にヒットし、アイドル文化の原型となりました。
また、この当時からファンダム文化が形成されていました。
H.O.Tの勢いが凄まじい物だったため、お金を払ってファンクラブに入るという文化が出来たようです。
今のようにインターネットなどで手軽に加入できる時代ではなかったにもかかわらず、H.O.Tのファンクラブ会員数は10万人以上。
ファンダム公式の応援グッズが販売されたり、掛け声の文化もH.O.Tのファンクラブから始まったものと言われています。
KPOPアイドル文化の基礎を気づいてくれたアイドルたちの時代ですね♪
第1世代のグループ
H.O.T(エイチオーティー)
1996年デビューのボーイズグループ。
所属事務所はSMエンターテインメント。
メインボーカル担当などという担当制を導入したのもこのグループが初めてです。
Sechs Kies(ジェクスキス)
1996年デビューのボーイズグループ。
所属事務所はDSPメディア。
H.O.Tと合わせて「2大巨頭」と言われ、ライバル的存在でした。
S.E.S(エスイーエス)
1997年デビューのガールズグループ。
所属事務所はSMエンターテインメント。
初めてのKPOPガールズグループと言われています。
god
1999年デビューのボーイズグループ。
「groove over dose」の略で、親しみやすいお兄さんのようなメンバーの性格から人気が出ました。
神話
1998年デビューのボーイズグループ。
SMエンターテインメントからデビューしており、godとライバル関係にありました。
BoA
ソロアイドルの先駆けと言われる。
所属事務所はSMエンターテインメント。
このころから、厳しい練習をクリアした練習生(完成された状態)でデビューするという文化が形成され始めました。
第2世代(2005年~2013年)
第1世代のアイドルたちが続々と解散していく状況となり、第2世代初期はアイドル文化が一時衰退していたようです。
そんな中、第1世代に憧れて事務所の練習生となり、厳しい練習に耐えてきた実力派アイドルがデビューするようになります。
高い実力を持つグループをデビューさせることができた事務所は、現在でも有名は「JYP」「SM」「YG」です。
3大事務所と呼ばれる大手事務所はここで誕生しました。
差別化を図るために意外性のあるコンセプトでデビューするアイドルもいて、個性のあるグループが多い印象です。
また、韓国国内に留まらず、アメリカなどにも進出するグループも出てきました。
このような勢いでアイドル文化が再熱し、2011年の韓国音楽チャートでは上位をアイドルが占めていたほど。
第2世代のグループ
少女時代
SMエンターテインメントからデビューしたガールズグループ。
日本でも知らない人はいない「Gee」で一躍トップアイドルの仲間入りと果たしました。
KARA
DSPメディアからデビューしたガールズグループ。
日本でも人気となり、2024年現在も活動しています♪
2NE1
YGエンターテインメントからデビューしたガールズグループ。
「I AM THE BEST」がヒットしたことで、YGエンターテインメントはガールクラッシュコンセプトを打ち出すようになりました。
Wonder Girls
JYPエンターテインメントからデビューしたガールズグループ。
人気曲「Tell Me」は真似しやすい振付で話題になりました。
SISTAR
2010年デビューのガールズグループ。
「夏と言えばSISTER」というくらいのコンセプトを持っていたグループです。
歌唱力が非常に高いことと、痩せすぎていない健康的なビジュアルが美しいメンバーでした。
既に解散していますが、リリースした楽曲は今でも多くのファンを魅了しています。
Apink
2011年デビューのガールズグループで、2024年現在でも活躍しています♪
かわいらしいコンセプトで多くのファンを魅了。
「Mr.Chu」は日本でも流行しました。
東方神起
SMエンターテインメントがらデビューしたボーイズグループ。
2024年現在でも活躍しています♪
BIGBANG
YGエンターテインメントからデビューしたボーイズグループ。
ファッションをマネするファンも出て、カリスマ的存在となっていきました。
SUPER JUNIOR
SMエンターテインメントからデビューしたボーイズグループ。
2024年現在でも活躍しています♪
SHINee
SMエンターテインメントからデビューしたボーイズグループ。
2024年現在でも活躍しています♪
2PM
JYPエンターテインメントからデビューしたボーイズグループ。
ライバルグループとして「2AM」というグループもあり、それぞれの違った良さも魅力でした♪
第3世代(2013年~2017年)
多国籍グループがデビューし始めたのがこの時代です。
特に、韓国と中国で同時にデビューしたボーイズグループ「EXO」の人気がは凄まじく、「Growl」という曲が大ヒットしました。
外国籍メンバーがいることで、韓国だけではなく外国人メンバーの出身国からの関心も集まりました。
また、オーディション番組の人気が高まったのもこの頃になります。
2015年の「SIXTEEN」(TWICE誕生)、2016年の「PRODECE101」(I.O.I誕生)などが注目を集めました。
グループ結成の様子は今まで見ることは出来ませんでしたが、成長していく様子を一緒に見ることができるという点で、ファンの関心を得たのだと思います。
新人アイドルグループとは違い、デビュー時から既に確定した人気を獲得しているので、そのあとの活動も注目してもらえるという利点があります。
そして、ネット環境が浸透してきたことで、SNSなどを使用しての宣伝ができるようになりました。
特に、現在トップアイドルと言えるBTSは、Twitterを活用した宣伝を積極的に導入していました。
写真などの拡散機能によって、今まで興味が無かった外国のファンを獲得することができるのです。
あわせて、映像技術が向上し、クオリティの高いMVなどを制作できるようになったことも、KPOPの人気を加速させた要因の1つです。
第3世代のグループ
BTS
BigHitエンターテインメント(現HYBE)からデビューしたボーイズグループ。
MVやSNSの活用が画期的で、一躍トップアイドルとなりました。
兵役に行くためにグループの活動を休止しても、ソロでの活動を見せてくれる点が嬉しいですね♪
SEVENTEEN
Pledisエンターテインメントからデビューしたボーイズグループ。
ここまで人数の多いボーイズグループは今までなく、話題になりました。
EXO
SMエンターテインメントからデビューしたボーイズグループ。
多国籍グループとしてのデビューはこのグループが初めてです。
NCT
SMエンターテインメントからデビューしたボーイズグループ。
人数がとても多いため、グループ内でもユニットがあるのが特徴です。
Wanna One
PRODUCE101シリーズからデビューしたボーイズグループです。
契約延長とはならず、現在はそれぞれの場所で活躍しています。
MAMAMOO
RBWエンターテインメントからデビューしたガールズグループ。
ボーカルの強さや、健康的なビジュアルが魅力です。
メンバーの1名が2021年に事務所を退所。
ですがグループの活動は継続しています!
Red Velvet
SMエンターテインメントからデビューしたガールズグループ。
童話のような唯一無二コンセプトが魅力です。
デビュー当時から衰えないビジュアルの良さも素敵です♪
一部のメンバーは、「GOT the beat」としても活動しています。
GFRIEND
清純派コンセプトで一世を風靡しました。
現在は解散しており、一部のメンバーはVIVIZというグループで活動しています。
TWICE
JYPエンターテインメントからデビューしたガールズグループ。
2016年には「CHEER UP」が大ヒットして音楽賞を複数受賞しました。
現在でもメンバーが欠けることなく活動しており、日本でも大人気です。
I.O.I
「PRODUCE101」シリーズからデビューしたガールズグループ。
契約更新は出来ず、最初に決められた期間での解散となりました。
解散後は別グループでデビューしたり、女優に転身したりと幅広く活動しています。
BLACKPINK
YGエンターテインメントからデビューしたガールズグループ。
ガールクラッシュコンセプトを大きく売り出しています。
それぞれが高級ブランドのアンバサダーをしているなど、国外でも活躍しています。
第4世代(2018年~2022年)
第4世代は、今までKPOP市場の大半を占めていた3大事務所(SM・YG・JYP)だけではなくHYBEが力を強めてきました。
また、この世代はボーイズグループよりガールズグループが多くデビューしています。
そして、2000年代の若い世代のデビューが目立つようになってきました。
年齢は若いですが、既にトップアイドルとして活躍している先輩グループに対抗するため、高い実力を持った状態でデビューすることになります。
歌などのスキルだけではなく、作詞作曲ができる自己プロデュース力も持ち合わせているアイドルも多くいます。
ファンダムの変化では、UNIVERSEやWeverseなどのファンダム専用アプリでの交流が主流となってきました。
コロナ渦に直面した時代ということもあり、オンラインでファンと交流する「ヨントン」という文化もここで生まれました。
第4世代のグループ
New Jeans
HYBE傘下のADORからデビューしたガールズグループ。
デビュー曲から大ヒットを記録し、トップアイドルの仲間入りを果たしました。
(G)-IDLE
CUBEエンターテインメントからデビューしたガールズグループ。
楽曲や振付まですべて自主制作で行うアイドルです。キャッチ―で癖になる曲が多く、韓国内での人気が高いです。
IVE
Starshipエンターテインメントからデビューしたガールズグループ。
元IZONEのメンバーがいることで有名になりました。ゴージャスな曲調やコンセプトが特徴です。
aespa
SMエンターテインメントからデビューしたガールズグループ。
日本人が所属していること、そのAIのような美しいビジュアルで話題となりました。
中国人メンバーもいるため、中国での人気も高いです。
LE SSERAFIM
HYBEからデビューしたガールズグループ。
元IZONEのメンバーがいることで有名になりました。
デビュー後、1名脱退の騒動があったのですが、乗り越えて活躍しています。
2024年にはコーチェラにも出演しています。
ITZY
JYPエンターテインメントからデビューしたガールズグループ。
TWICEの妹分としてデビューしたため、注目を集めました。
ガールクラッシュコンセプトがかっこいいです。
ATEEZ
2018年にKQエンターテインメントからデビューしたボーイズグループです。
中小事務所ですが、2024年現在でも人気で、成功を収めました。
韓国よりも先にアメリカで人気を得たグループです。
第5世代(2023年~)
第5世代という言葉は、ZEROBASEONEが誕生したオーディション番組「BOYS PLANET(ボイプラ)」で発言されたことで浸透していきました。
特徴として、第4世代とは異なり、ボーイズグループの勢いが著しい時代と言えます。
2024年は多くの新人グループがデビューしているので、新人賞は激戦となることでしょう♪
第5世代のグループ
ZEROBASEONE/ZB1
ゼロベースワン・ゼベワンと呼ばれます。
2023年にオーディションから誕生した期間限定グループです。
デビュー初動売り上げが180万枚を記録するほどの人気です。
新人賞グランドスラムも達成しています。
RIIZE
2023年にデビュしたボーイズグループです。
SMエンターテインメント所属なので、aespaの弟分になります。
TWS
2024年にデビューしたボーイズグループです。
「plot twist」という曲がTikTokでヒットし、他のKPOPグループにカバーされるほどです。
I'LL-IT
2024年にオーディション番組からデビューしたガールズグループです。
デビュー曲の「Magnetic」が全世界で大ヒットを記録。
BLACKPINK以降初めてのヒット記録だそうです。
BABYMONSTER
2024年にYGエンターテインメントからデビューしたガールズグループです。
オーディションからのデビューですが、期間限定ではありません。
デビュー曲のMVが10日で10億回再生を記録しました。
KISS OF LIFE
2023年にデビューしたガールズグループです。
メンバーそれぞれのスキルが高く、練習生期間が長いことも特徴です。
UNIS
2024年にオーディション番組からデビューしたガールズグループです。
日本人メンバーがいることでも注目されています。
LIMELIGHT
2023年にデビューしたガールズグループです。
デビュー当初3人組という、珍しく少人数だったことが話題になりました。
2024年には、元Kep1erだったマシロなどの新メンバーを加えて「MADEIN」として再デビューします。
まとめ
KPOPの歴史を紹介しました。
それぞれの時代に合ったコンセプトを発信し、全世界に注目されるコンテンツまで発展したKPOP。
今後はBLACKPINKをプロデュースしたTeddy、SMエンターテインメントがガールズグループをデビューさせるようです。
2024年も新人アイドルがどんな時代を作ってくれるのか楽しみですね♪